漣の人々

「この半分でも、戴の冬が柔らかければ、民の暮らしもずいぶんと違ってくるでしょうに」
 本当にそうだ、と泰麒は思う。国の様子は決して豊かには見えなかったが――恭や範のほうがよほど豊かだった――どこかしら余裕のようなものが、街にも人々にも漂っていた。漣ではつい先頃まで内乱があったはずだが、その緊張感を引きずっている様子はどこにもなかった。
華胥の幽夢 , p.33

 漣に所属するキャラクタを一覧にまとめた。

読み 名前 説明
せいたく 世卓 現廉王。
じゅうこ 什鈷
れんおう 廉王  →せいたく(世卓)
れんりん 廉麟 世卓を選んだ麟。
はんし 半嗣