動植物一覧

読み : 用語の読み
名前 : 用語の漢字表記(リンクがある場合は詳細ページへ移動可能)
説明 : 用語説明 []内は初出の巻,頁数,行数(タイトルは略称で表記)


神獣・霊獣・霊鳥

読み 名前 説明
おう
きりん 麒麟  →世界観>王と麒麟
げんぶ 玄武 神獣の一。天勅を受けた王を背に乗せて、蓬山から王城まで運ぶ役目を負っている。
すざく 朱雀
てんはく 天伯
はくち 白雉 霊鳥の一。一生に2度しか鳴かず、所有する国の王が即位したときに人語で「即位」と鳴き、同じく王が退位したときに「崩御」と鳴く。先の鳴き声を「一声」、後の鳴き声を「二声」と言う。白雉は二声を鳴いて一刻としないうちに死ぬため、二声を特に「末声」と言う。二声とも別称される。死後に切り落とされた足は硬く変じ、玉璽の代わりとして利用される。
ほう
ほうおう 鳳凰
らん 霊鳥の一。鸞鳥とも。青い紋様のある羽を持ち、嘴と脚は赤い。歌うように鳴く。
誰かの身体にとまっているとき、その者が話したことを声ごと憶える。この性質を利用して連絡に用いられるが、その鸞を所有する国の王が発信人もしくは受取人でなければ使えない。基本的には王宮内の梧桐宮で飼われているが、王に下賜されて所有できる場合もある。銀しか食べず、銀一粒で一国を飛び続けられるものの、自力で雲海を越えることはできない。
尾羽の色は、所有する国によって異なる。慶の鸞は、濃い青に白の斑の尾羽を持つ。
らんちょう 鸞鳥

妖魔

読み 名前 説明
いそく 猗即
おうむ 鸚鵡
かいていのようま 海底の妖魔
かっそ 褐狙
きき 饑饑
きゅうき 窮奇
きゅうよ 犰狳
きんげん 欽原 鋭利な小刀状の尾をもつ鶏大の鳥。毒がある。雁の街中で、延麒から手紙の反応が返ってくるのを待っている陽子と楽俊を襲撃した。[月影(下) , p.163 , l.4]
こう
こうご 鉤吾
ごうゆ 合踰 妖魔の一。猪のような姿をしている。十二国の世界へ来た陽子を待ち伏せ、襲撃した。作中では漢字も容貌も判らない。アニメ情報と併せると、驃騎から落ちた陽子を攻撃した妖魔が合踰であると判る。[月影(上) , p.66 , l.7]
こちょう 蠱雕
さいきょ 犀渠
さんき 山輝
さんよ 酸與
じせん 次蟾 [白玄(三) , p.44 , l.13]
しにく 視肉
しゅえん 朱厭
しょうひ 錆翡
じょうよう 條庸
ちょうゆう 長右
てんけん 天犬
とうてつ 饕餮
ばふく 馬腹
ひそ 飛鼠
ひっぽう 畢方 鳥もしくは兎のような姿をした火災をもたらす妖魔だと思われる。[図南の翼 , p.30 , l.11]
ひんまん 賓満
ようわ 雍和
りりき 貍力

妖獣

読み 名前 説明
きつりょう 吉量
さんすい 三騅
すうぐ 騶虞 虎のような姿をした妖獣。
せきふう 積風
せっこ 赤虎
てんば 天馬
どくこく 独谷
はく
もうきょく 孟極
ろくしょく 鹿蜀

妖鳥

読み 名前 説明
こしゅう 鴣摺
(ようちょう) (妖鳥) 名前は不明だが、私刑にかけられた祥瓊を助けるために駆け付けた恵州師が妖鳥に騎乗している。[風の万里 黎明の空 , p.138]
もうちょう 孟鳥

その他の動物

読み 名前 説明
あかねずみ 森鼠
あしながばち 長脚蜂
あり
いなご
いぬ 1. 犬
2. 狗
いのしし
うぐいす 黄袍
うさぎ
うし
うずら
うま
おおかみ
かい
かささぎ
がちょう 鵞鳥
かめ
かも
からす
きじ
きつね
くま
こうもり 蝙蝠
こえび 小海老
さかな
さぎ
さる 1. 猿
2. 禺
1.
2.
しか 鹿
しし 獅子
しんぎょ 箴魚
すずめ 1. 雀
2. 青喜
1.
2.
すずめばち 虎頭蜂
せいちょう 青鳥 1. 文書を届ける青い鳥。
2. 青鳥1も含んだ、手紙の運搬に用いられる鳥の総称。
 →とり(青鳥)
せみ
ぞう
つばめ
とかげ 蜥蜴
とら
とり 1. 鳥
2. 鶏
3. 青鳥
1.
2.  →にわとり(鶏)
3.  →せいちょう(青鳥)
にわとり  →とり(鶏)
ねこ
ねずみ
はくてん 白貂
はち
はと
ひつじ
ひょう
ひる
ぶた
へび
ほう
まるはなばち 熊蜂
みつばち 蜜蜂
むし 1. 虫
2. 蟲
1.
2.
やぎ 山羊
やまざる 山猿
ようぎょ 妖魚
りゅう
ろば 驢馬

植物

読み 名前 説明
かんきん 甘蕈
けいはく 荊柏
こうかしょう 紅嘉祥
こうじ 鴻慈
しゃしんぼく 捨身木 世界で唯一、麒麟の卵果が生る木。女怪の卵果が生るのも捨身木のみ。蓬山にある。樹皮はほぼ純白。樹高は低く、幅は広い。樹形は傘のように枝垂れている。根は岩盤の下にある洞窟内部に垂れている。
請願によってではなく、麒麟の逝去に伴って当該国の新しい麒麟の卵果が生る。麒麟の卵果が生ると、その枝と対をなす根に麒麟の世話をする女怪の卵果が生り、女怪の卵果は一夜にして孵る。麒麟の卵果は人と同様に十月の期間を経て熟し、女怪によってもがれる。
 →世界観>里木・野木・路木・捨身木
せいじょう 青条
はくじょう 白条
めいこく 迷穀
やぼく 野木 動植物が生る木のうち、野に自生するもの。樹皮は純白で頑健。樹高は2mほど、枝の差し渡しは家1軒ほども広く、樹形は傘のように枝垂れる。動物が生る株と植物が生る株があり、植物が生る株においては、新種の植物を実らせやすい個体とそうでない個体がある。
木が見える場所で、生き物を殺したり捕らえたりしてはならない。これは人の社会における決まりであるだけでなく自然の摂理でもあるため、野木の周辺では獣や妖魔に襲われることはない。
 →世界観>里木・野木・路木・捨身木
ようそう 瑤草
りぼく 里木 動植物が生る木のうち、里で管理されているもの。里祠で祀られている。樹皮は純白。樹高は2mほど。枝の差し渡しは20mほどもあり、樹形は傘のように枝垂れている。子供や家畜が欲しければ里木に願い、願いが聞き届けられると卵果が生る。
何を願うかによって請願できる日が決まっており、各月の1日は鳥、2日は犬、3日は羊や山羊、4日は猪や豚、5日は牛、6日は馬、7日もしくは9日以降は人を願う。
人の子に関しては、里木を管理している里に属する夫婦のみが子を願った証として里木に帯を結ぶことができ、天帝と西王母に願いが聞き届けられると帯を結んだ枝に卵果が生る。
 →世界観>里木・野木・路木・捨身木
ろぼく 路木 王宮の福寿殿に祀られている命を生む木。樹皮は銀のような白銀色で、樹形は低く枝垂れている。
王が、自らの子や新しい穀物を求めるとき、路木に対して請願する。毎月8日は、路木に新種の穀物を願える日である。また、穀物に限らず、新種の植物を願うこともできる。
路木の枝を挿すことで、その国の里木を増やすことができる。
 →世界観>里木・野木・路木・捨身木

その他の植物

読み 名前 説明
あおな 青菜 具体的な品種は不明。
あさ
あずさ
あわ
あんず
いね
いばら 1. 荊
2. 薔薇
1.
2.
うめ
えのき
かし
かしわ
かや
かりん 花梨
きのこ
くす
くず
くり
くるみ 胡桃
くわ
けし 罌粟
こくたん 黒檀
こけ
ごどう 梧桐
こむぎ 小麦
ささ
ざっこく 雑穀 この分類に含まれる具体的な品種は不明。
しい
しだ 羊歯
しば
しんようじゅ 針葉樹
すいれん 睡蓮
すもも
そば 蕎麦
たけ
つた
とべら 海桐花
どんぐり 団栗 団栗を実らせた木の樹種は不明。
なし
はぎ
はくとう 白桃
はす
ひかりごけ 光蘚
ふき
ぶな 山毛欅
ふよう 芙蓉
べにばな 紅花
ぼたん 牡丹
またたび マタタビ
まつ
まつりか 茉莉花
みずごけ 水苔
むぎ
もみ
もも
やなぎ
やまなし 梨木
ゆうすげ 麝香萱
ゆきやなぎ 珍珠花
らくようじゅ 落葉樹